
訪問入浴のお仕事、気になるけど実際どんな感じなんだろう?私でもできるのかな?
派遣看護師の求人のなかでも、時給が高い傾向にある訪問入浴。
気になっても、初めて応募するときは少し勇気がいりますよね。
今回は、わたしの経験談を交えて、仕事内容について解説していこうと思います!
そもそも訪問入浴ってどんな仕事?
訪問入浴とは、介護が必要になった方に対して、自宅における入浴援助をおこなうことです。
利用者さまの身体の清潔の保持や、心身機能の維持を目的としています。
看護師1名、介護職2名が利用者さまの自宅を訪問し、持参した浴槽で入浴の援助をします。
【参考】厚生労働省「訪問入浴介護」https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001123918.pdf
一日の流れ
1日に6件訪問したある日のスケジュールは以下の通りです。
訪問入浴看護師の役割
訪問入浴看護師の役割には主に以下の5つがあります。
- 入浴の可否の判断
- 更衣、移送、洗体の介助
- 入浴後の状態の観察
- 入浴後の処置
- 記録
1.入浴の可否の判断
入浴前にバイタルサインを測定を測定し、入浴できる状態か判断します。
判断は、医師の診断書に記載されている入浴許可値を見ておこないます。
2.更衣、移送、洗体の介助
ベッドから浴槽への移送はオペレーター、介護士と一緒に担架でおこないます。
洗体は、オペレーターが声かけをした順にする為、迷わずにできました。陰部洗浄は同性のスタッフがしました。
洗体後、利用者さまが湯船に浸かっている間は、雑談をしながら普段の様子を確認します。
更衣の介助は介護士と2人でおこないます。
事前にカルテや、介護士からの申し送りによって麻痺の有無等の情報を収集しておいた為、スムーズに介助できました。



どの場面でも2人以上でおこなった為、安心して業務に臨めました!
3.入浴後の状態の観察
入浴後、再度バイタル測定と、全身状態の観察をおこないます。
4.入浴後の処置
入浴後の処置をします。処置の内容はカルテに記載してあります。
物品のありか等ご家族に方法を確認しながらおこないます。
訪問入浴は緊急時を除いて医療行為をすることは禁止されています(介護サービスとして提供している為)。
よって、軟膏の塗布やガーゼ交換などの簡単な処置が主でした。
5.記録
バイタルサインの値や、行った処置について記録をしました。
記録は、移動中の車内や休憩中にしました。
事業所に戻ってから書くこともあるようですが、筆者の場合は移動中に書き切ることができました。(車酔いには注意が必要です)。
訪問入浴看護師をしてみてよかったところ
1.新たな経験ができた
病棟勤務の経験しかなかった為、在宅で療養している方やご家族の生活の一部を知ることができ、視野が広がったと思います。
2.短期間で稼げた
この日の時給は1800円でした。交通費も別で支給されます。
短期間で稼ぎたい人にはおすすめの仕事だと思いました。
3.やりがいを感じた
入浴後、「さっぱりした!気持ちよかった!」と利用者さまに喜んでもらえた時や、いい表情をされているのを見れたと時は嬉しかったです。
訪問入浴看護師をしてみて大変だったところ・注意点
1.体力を使う
1日中、物品の移動や利用者さまの介助をおこなう為、体力を使う仕事だと思いました(特に夏は大変そう・・・)。
腰痛持ちの方や、体力に自信のない方は、半日勤務の募集から探すことをおすすめします。
2.清潔観のギャップ
それまで総合病院で働いていた筆者にとって、清潔ケアをする際には手袋を装着することが当たり前でした。
しかし、訪問入浴の現場では手袋を装着せずに実施しているところもあります。
事業所によって基準が違うそうなので、気になる方は応募する際に派遣会社に確認することををおすすめします。
まとめ
今回は、訪問入浴における派遣看護師の仕事内容について解説しました。
わたしが利用している派遣会社はMCナースネット、スーパーナースです。
仕事内容に興味をもった方はぜひチャレンジしてみてくださいね。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!